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時間外122時間超 事故後初の過労死認定

 東京電力福島第1原発で昨年10月、福島県いわき市の自動車整備士、猪狩忠昭さん(当時57歳)が倒れて死亡し、いわき労働基準監督署は今年10月、長時間労働による過労が原因として労災認定した。遺族の支援団体「全国一般労働組合全国協議会」(東京)が明らかにした。厚生労働省によると、原発事故後、第1原発での長時間労働による過労死認定は初とみられる。

 協議会によると、猪狩さんは2012年から、福島第1原発敷地内に放置された車両の点検や整備を担当。昨年10月26日午後1時ごろ、敷地内で倒れ、間もなく死亡した。死因は「致死性不整脈」と診断されたという。

 猪狩さんは1次下請けで自動車整備・レンタル業「いわきオール」(いわき市)の整備士だった。同社規定の勤務時間は午前8時半〜午後5時(休憩90分)だったが、実際は午前4時半にいわき市内の同社に出社、納車などの業務をこなしながら福島第1原発に入るなどしていたという。

 猪狩さんは第1原発で防護服を着たまま作業。帰宅すると疲れた様子で、夕飯も食べずに寝ることもあったという。

 残されたタイムカードの記録から、死亡前1カ月の時間外労働は122時間を超え、半年間では月平均110時間を超えていたとして、遺族は今年3月、労災申請した。いわき労基署は、発症前1カ月に100時間、または発症前2〜6カ月で1カ月当たり80時間超とする「過労死ライン」を満たすと判断したとみられる。

 いわきオールの弁護士は「会社としては長時間労働で過労状況にあったとは認識していない。タイムカードの時間は休憩や食事も含まれている」と話した。東京電力は「労災申請の事実関係について答える立場にない」とコメントした。

 原発事故後の作業をめぐっては12年、作業中に心筋梗塞(こうそく)で死亡した静岡県の男性が「過労が原因」として労災認定された。

 

 

 

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